「輪廻」解説文
過去、現在、未来へと因果は限りなく続いてゆく中で、年(八十九歳)のせいか表題の言葉がなぜか心に残る。
この題材は以前、青森の尻屋で描きとどめておいたものである。
やがて流氷がとけはじめると、待ちにまった春が訪れる。遅々とした歩みではあるが、春の兆しを感じるこの時期独特の感じは、一見色彩は地味だが、なんともいえない、期待感を伴う風情がある。
日本美術院の許可を得て掲載しています。
「輪廻」解説文
過去、現在、未来へと因果は限りなく続いてゆく中で、年(八十九歳)のせいか表題の言葉がなぜか心に残る。
この題材は以前、青森の尻屋で描きとどめておいたものである。
やがて流氷がとけはじめると、待ちにまった春が訪れる。遅々とした歩みではあるが、春の兆しを感じるこの時期独特の感じは、一見色彩は地味だが、なんともいえない、期待感を伴う風情がある。
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