日本美術院同人新作品展(令和4年5月)の出展作品です。今井画伯は令和5年1月に逝去されましたので遺作となりました。(会員個人所蔵)
私が広島市立大学芸術学部にいた頃、司馬遼太郎先生著「街道を行く」ー室津ーを読み、二度取材に行った事があった。文中に街の中心にある室津大社に平清盛公が祈願し、その後、宮島に向かったとあり、小生九十才代の節目の作品を考えてい […]
冬にはいり、鳥達が例年通り、元気に日本列島に飛来する。「鳥帰る」(季)である。若い頃、冬の北海道涛沸湖(とうふつこ)で白鳥や鴨達の群れを、はじめて見た時は、その壮観さに圧倒された。小生もいつしか年を重ね91才になり、もう […]
この作品は、冬、北海道、羅臼で想を得た。画面ほゞ中央の鳥は「大鷲」です。厳冬シベリヤ、アムール河畔より北海道、道東に南下してくる流氷(海面下は豊富なプランクトン、それを追って助惣鱈の大群、又更にそれを追って大鷲、尾白鷲が […]
「輪廻」解説文過去、現在、未来へと因果は限りなく続いてゆく中で、年(八十九歳)のせいか表題の言葉がなぜか心に残る。 この題材は以前、青森の尻屋で描きとどめておいたものである。 やがて流氷がとけはじめると、待ちにまった春が […]
米寿記念今井珠泉画伯の個展が三越本店で開催されました。 東京登龍会のメンバーも多数訪れ、ギャラリートークでは立見も出るほどでした。 【以下三越の案内を転載します。】 1930年福島県生まれ。東京藝術大学を卒業。日本美術院 […]
米寿記念 今井珠泉日本画展 会期/2018年11月7日(水)〜12日(月)<最終日は午後5時閉場> 会場/日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊 *入場無料 *11月10日(土)午後2時よりギャラリートーク 日本美術院 […]